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肥満は、高血圧と深い関わりがあるんです。
肥満かそうでないかの判定は、BMI(ボディー・マス・インデックス)という基準を用いることが多いですが、肥満が大きな危険因子であることは、多くの研究や調査で明らかになっています。
とくに、皮下よりも内臓に脂肪がつく内臓肥満(上半身型肥満・リンゴ型肥満)が、血圧の上昇と関連が深いそうです。
こうした肥満者が体重を減らすと、 実際に血圧が下がるという報告があります。
それに、肥満は血圧を上げるだけでなく、肥満自体が心血管病の危険因子の一つだから、肥満していて高血圧の人は、体重を標準体重近くにすると、血圧や高脂血症、高尿酸値、血糖値なども適正値に近づく可能性が高くなります。
肥満というほどではなくても、毎年少しずつ肥満に近づいている人は、今のうちに標準体重を守る生活習慣を身につけたいですね。
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BMIを計算してみよう
標準体重を計算してみよう
(18.5未満…低体重 18.5以上25未満…普通体重 25以上…肥満) |
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現代人の肥満は、食べすぎとともに、運動不足が大きく関わっているから、太っている人はたいてい運動不足なのです。
ふだんから体をよく動かす習慣のある人は、肥満の人が少ないし、コレステロールや中性脂肪などの血清脂質も適正で、心血管病の危険因子が少ないです。
また、運動によってインスリンのはたらきが改善されるから、糖尿病になりにくくなる効果もあります。
ふつう、運動をしている最中は血圧が上がる。ぽかぽかと暖かくなって、ほっぺたがカッカッとしてくるのは、血液循環がよくなって、血流量も増しているためで、この時には血圧が上がっている。
ところが、一般的には運動習慣のない人の血圧のほうが、運動習慣のある人にくらべて高くなっています。
そして、酸素をたくさん使う運動(有酸素運動)は、長期間くり返して続けると、血圧を下げる作用があることが分かっています。
勧められる有酸素運動は、ウォーキングや軽いジョギング、平らなところでのサイクリング、ゆっくりと長い距離を泳ぐなどです。
こうした運動を継続して行うと、長期には、高血圧の人は収縮期も拡張期も血圧が下がってきます。

「そんなに怒ると血圧が上がるよ」などとよく言われます。
怒り、悲しみ、緊張が続く、つらい体験などによるストレスを「情動的ストレス」と言います。
情動的ストレスは血圧を上げるという報告がある一方、ストレスと高血圧の関係を証明できなかったという報告も多くあります。
でも、情動的ストレスが、少なくとも一時的に血圧を上げることは間違いない事実だし、私たちはそれを経験的にも知っています。
だから、高血圧の予防には、かかったストレスはなるべく早く解消し、心身ともにリラックス状態にもっていったほうがいいんです。
入浴、アロマテラピー、マッサージ、好きな音楽を聴く、好きな花を買ってくる……なんでもいいから、自分なりのリラックス法を見つけて実行するといいですね。
寒さが血圧を上げることは、多くの研究や調査で明らかにされています。
季節による血圧変動を見ると冬に高くなっているし、心血管病による死亡率も冬に一番高いのです。
だから高血圧の人は、冬の寒さを避ける努力をしなければなりません。
居室はだれでも暖かくするだろうけれど、廊下やトイレ、浴室も十分に暖かにし、部屋ごとの温度差を少なくしましょう。
お風呂は、熱い湯を避けて長湯をしないこと。室温は20℃ぐらいにして、38〜42℃くらいの湯に5〜10分間入るにとどめた方がいいです。
高血圧の人は、冷水浴やサウナはいけません。 |
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